母の通院の付き添いを兄に頼んだ結果…

本ブログはアフィリエイト広告が含まれています

親の介護

その日は兄に母の通院の付き添いをお願いしていた。
いつもは私が連れて行くので、母には少し不安があったのかもしれない。

何週間も前から、「この日は私は一緒に病院行けないからね。お兄ちゃんに頼んであるから、検査の日だから必ず行ってね」と母の所へ行くたびに、電話で話すたびに、何度もなんども言い聞かせていた。
時間をおいて何度も繰り返し言うことで、母の脳にその記憶がインプットされていくことが多かったからです。
母はその都度初めて聞くかのような顔をして、「そうなの?コトブキ(私)は来れないの?」と不安そうに答えていた。
でも最後はいつも納得してくれていたのだ。

その日の朝、兄が母の家に到着すると、パジャマのままの母が出てきて、
「あんた何しに来たの?こんな朝早くから」と不快感をあらわに言ってきた。
その姿を見た兄は、病院の予約の時間もあるしタクシーの予約もしてあったので、(今から支度をさせて間に合うようにいけるかな…)と不安になり、
「何言ってんだよ、今日は病院の日だから朝から出かけるって昨日も電話で話したじゃないか、覚えてないのか?」
「頼むから早く着替えて支度してくれよ」
などと感情的になって、母をせかしてしまったらしい。

その後、兄から電話がかかってきた。
「おふくろが病院には行かない!って聞かないんだよ。着替えもしてくれないし。タクシーもすでに迎えに来てるのに。もう俺じゃどうしようもないよ…」
と兄の声は半泣き状態に聞こえた。

すぐに電話を代わってもらって母と話してみた。
最初は、兄と病院へ行く事に気が進まないと言っていた。
でも実際は、朝起きた時に、〈今日は病院へ行く日〉だという事を忘れてたっぽいのです。
急に朝から兄がやってきて、状況が把握できていない中、とやかく言われるもんだから、混乱して怒りだしてしまったみたいでした。

ゆっくりと順を追って話しをしていくと最終的には、「今から支度する」と言ってくれました。

その後、予約の時間は遅れてしまったそうですが、病院へは無事に連れて行くことが出来たと兄からの報告を受けてひと安心しました(❁´◡`❁)

タイトルとURLをコピーしました