入院生活と認知症
母が最初に圧迫骨折した原因は、『床に落ちているものを拾おうと、かがんだ時』だったと言っていました。
ただ腰を屈めただけで…。
腰椎の圧迫骨折でした。
その時に初めて、骨密度検査というものを行ってもらい、結果は重度の骨粗鬆症。
骨はスカスカ状態でした。
病院で作ってもらったコルセットをがっちりつけて、痛み止めを服用しながらの自宅での生活になった母。(一人暮らしだと家事ができないだろうから入院しますか?と聞かれた母は、娘が来て手伝ってくれるから大丈夫です、と断っていたらしい…)
2か月くらい経つと、痛みもだいぶ治まってきた様子で、以前の生活に戻っていった。
しかし、そのあとすぐに、今度は胸椎の圧迫骨折をしてしまったのです。
母が言うには、寝返りを打ったときから痛くなって動けなくなったと。
ヒョエ~~~~!!
重度の骨粗鬆症になると、『寝返りを打っただけで、背骨が潰れてしまう』なんて、怖すぎるー!!
今回は、セメントを入れて手術をする方法を勧められた。
そして手術は無事に終了しました。
術後は1週間入院して、今後生活する上での注意事項や体を動かす際の動作などをリハビリします、と言われていたのに、痛みがなくなった母は、「退院させて欲しい!」と強く主張したらしく、術後2日で家へ戻ってしまったのでした。
言い出したら聞かない母...
家に帰った母は、何事もなかったかのように、いつも通りに動いて生活してしまい、その結果、退院してから4日目で、ついに3度目の圧迫骨折をしてしまった!のでした。
今度は、『後ろを向いた瞬間』に痛みが走ったと。
実際、体をひねる動作は厳禁だったそうです。
先生の言うことを聞かず、強引に退院した結果、またまた圧迫骨折!
当然のことながら
先生はご立腹!!
その後、治療とリハビリで、3ヵ月の長~い入院生活となりました。
退院出来たときには、圧迫骨折は良くなって普通に歩けるようになっていましたが、認知症がかなり進んでしまっていたのには、正直、ショックでした...(´;ω;`)ウゥゥ
そんな母の様子を目の当たりにしている私は、カルシウムにビタミンⅮとⅭは毎日摂取しています。
食生活でも気を付けています。
歩くことも習慣化しています。
「かかと落とし」は骨に刺激を与えて負荷がかかり、骨密度を上げるのに効果的というのを聞いて、毎日こつこつと行っています。
反面教師です。